東京ワイルズvs名古屋オルクス現地観戦。久しぶりのダイドードリンコアイスアリーナ。XHLにようやく足を運んだ。でもアジアリーグと比べるとレベルが…【2025.11.22感想】
2025年11月22日に東京・ダイドードリンコアイスアリーナで開催されたEXTREME ICE HOCKEY LEAGUE(XHL)第7節、東京ワイルズvs名古屋オルクス戦を現地観戦してきました。
結果は2-1で名古屋オルクスが勝利。

名古屋オルクスにとって対東京ワイルズ戦での勝利は今回が初とのこと。
一方の東京ワイルズは本拠地開幕戦で白星を挙げることができませんでした。
📢【XHL 第7節 結果】
🔥東京ワイルズ vs 名古屋オルクス🔥
待望の東京ホーム戦は、1,000名を超える観客が会場を埋め尽くし、
温かい声援と緊張感が交差する特別な雰囲気に包まれた。両者一歩も引かず、最後まで激しくぶつかり合う好ゲーム。… pic.twitter.com/uLdshfBEdU
— EXTREME ICE HOCKEY LEAGUE(XHL) (@XHL_ICEHOCKEY) November 23, 2025
なお次節は11月29日、ダイドードリンコアイスアリーナで今度は東京ワイルズvs滋賀ブルーライズ戦が予定されています。
ようやくXHL現地観戦が実現した。IJリーグ時代からあれこれ言ってきたので
今年10月に開幕したアイスホッケーリーグ「EXTREME ICE HOCKEY LEAGUE(XHL)」。
前身? のIJリーグに対してあれこれ言った手前一度は現地観戦しなければと思っていたのですが、今回ようやく実現しました。
→アイスホッケー下部リーグ構想だと!? アジアリーグのチーム数増加や競技力の底上げを目指すらしいけど、IJリーグ臭が尋常じゃないw
→IJリーグ活動終了!? ムーブが行き当たりばったりでいまいち信用できなかったよね。北京ライオンズの来日遅延→ワイルズ連盟登録がとどめだった
IJリーグ時代は「東京ワイルズ」と名乗りながら東京での試合がなく「何じゃそりゃw」と。
ですが、今度のXHLではしっかりと東京での試合が組まれている。
しかもダイドードリンコアイスアリーナには長いこと行っていない。
どこかのタイミングで現地観戦したいと思っていたところ、ちょうど予定が合ったので足を運んだ次第です。
割と普通だったXHLイベント。音楽かけまくり、DJ叫びまくりだと思っていたら…
まずイベント全体についてですが、割と普通でした。
去年のIJリーグ(と今年の開幕直後?)は「インプレー中でも音楽をガンガン鳴らす」「アリーナDJがやかましい」「照明をあんなにピカピカさせる必要ある?」「アイスホッケーのルールに則っていない試合で公式戦とは片腹痛い」等、なかなか辛辣な声が(SNS上では)並んでいました。
要は運営側がエンターテイメントを履き違えて「とにかく派手にすれば観客が喜ぶ」と安易に考えていたと想像します。
なので今回もクソやかましい縦ノリの音楽(とDJのシャウト)の中での観戦になるのかな? と思っていたら……。
いざ始まってみると全然そんなことはなく。
インプレー中は音楽が止まる、そもそもボリュームがそこまで大きくない、アリーナDJも出過ぎない。
ごくごくオーソドックスだったことをお伝えします。
それこそアリーナDJに関しては横浜グリッツのホームゲームよりも控えめだったくらい。
念願の、選手入場のコールをさせて頂きました!
1000人以上のお客さんの前に颯爽と現れる選手たちは凄かったです!!#アイスホッケー#XHL#東京ワイルズ pic.twitter.com/aQXdgsHcte— 田森就太【UNLIMIT/CoZaTo × 】 (@maxdunk) November 23, 2025
いいか悪いかはともかく拍子抜けだったことをお伝えします笑
横浜グリッツvsレッドイーグルス北海道現地観戦。レッドイーグルスが強すぎてびっくり。トップリーグを勝ち抜く最高峰のチームに見えた。横浜グリッツは第2ピリオド後半まで対応できずに大敗
ところどころ慣れていない部分が見えた。あの遅い時間にスタートするのはどうなのよ?
入場時に子どもとハイタッチ。

ホームチーム(東京ワイルズ)側の入場では暗転します。


ちょっと肩書きがありそうな(笑)女性が登場しました。

なお、運営面ではところどころ慣れていない部分が見えました。
前日に突然開始時間が変更になる(18:00開始予定が18:30に)。
ゲストのフェイスオフの準備にやたら時間がかかる。
試合中はペナルティが起きてからリスタートまでに妙な間がある。
タイムアウトの説明がなされない。
そもそも何でこんな遅い時間からスタートするの?
終了が21:00近くってどうなのよ?
などなど。
細かい部分でアジアリーグとの差を感じた次第です。
もっとも顕著だったのがコレ↓

レッドカーペットを丸めるのにめちゃくちゃ苦戦してたヤツ。
全然丸まらずにグッチャグチャになっとるじゃねえかと笑
両チームの選手がスタンバイOKなのにここでモタついたせいで開始直前にグダっとしました。
ついでに言うと公式SNSでは「1,000名を超える観客が会場を埋め尽くし」とありますが、ゲームシートには992人と記載されている……。
「ゲームシート」
「Spectators」って“観客”ですよね?
文字がカスれすぎて判断がつかないのがアレですが。
そんな感じで「ん?」と思う部分もありつつ、全体を通してはぼちぼちでした。
少なくとも「二度と行かない」とはならない。機会があればまた足を運びたいと思いました。
東京ワイルズのジャージを着ている人も多数いたのでそれなりに浸透もしているっぽい。
首都圏と言っても横浜グリッツの新横浜とは距離がある(実は交通の便もよくない)ことを考えると、いい感じに棲み分けができているのかもしれませんね。
レベル低くね? アジアリーグとの差を随所に感じたよ
ここから先は試合について。
あくまで個人的な感想ということを最初にお伝えしておきます。
開始直後に思ったのが
「あれ? レベル低くね?」。
全体的に動きがもっさりしていてスピード感がない。
選手同士の激突もどことなくヌルくて迫力不足。
レベルの差をもっとも感じたのがトラップ(と呼ぶのかは不明)ミスと転倒の多さ。
パスを受ける側がパックをうまくさばけずイーブンボールになるシーンが目立つ。僕の中では“ピタッ”とスティックに吸い付くイメージだったのですが。
またどちらのチームも本当によくコケる。
特に名古屋オルクスの選手は「え? その程度で?」という当たりでコテンとなってしまう。
僕はアジアリーグ(と全日本選手権)以外のアイスホッケーを現地観戦したのは今回が初めてだったのですが、あらゆる面でレベル差を感じた次第です。
H.C.栃木日光アイスバックスvsスターズ神戸現地観戦。スターズ神戸割と強くない? 当たり負けしない思い切りのよさ。オフェンス面は素早いパス回しでコンタクトを少なく。横浜グリッツ初年度よりも期待できる?
アジアリーグは費用と人数を集めれば加入できるような甘いリーグではない
恐らく東京ワイルズの実力はアジアリーグの5チームよりもやや落ちる、名古屋オルクスはその一段下くらいと想像します。
「アジアリーグのチーム数を増やしたい」「いずれはXHLと合併して8チーム制にすれば」という声はちょいちょい聞こえてきますが、実はそう簡単にはいかないと思っています。
一番の理由は純粋な実力差。
曲がりなりにも国内(アジア)のトップリーグがそんな簡単に入れる場所でいいわけがない。
極論、費用と人数を集めれば加入できる状態にしてしまうとリーグ戦として体をなさなくなるのは容易に想像がつきます。
現時点のXHLでも滋賀ブルーライズはまともに試合になっていないわけで。
正直、これが観客から金を取って見せるプロの試合とは思えないのですが……。
僕が「アジアリーグとXHLを合併すれば」って意見に疑問だった理由がこれですよね。
曲がりなりにも国内最高峰のリーグに人(と金)を集めれば参戦できるもんなの? と。
プロ野球ウインターリーグみたいにプロ、社会人混成チームで育成に振り切る方が前向きな気がするけど。https://t.co/E3wYdzrpqJ pic.twitter.com/3GFfECtfkw
— 俺に出版とかマジ無理じゃね? (@Info_Frentopia) October 14, 2025
格下が格上を食うための最善策。サッカーやラグビーで主流になりつつあるカウンター戦術
試合内容としては、格下が格上を食うための最善策だったと思います。
申し上げたように東京ワイルズはアジアリーグの5チームと比べてやや落ちるものの、同等に近い実力がある。
対する名古屋オルクスはそのワイルズからもう一段落ちる。
壁際での転がされ方、トラップミス等を観ても一歩、二歩及ばない感じです。
そこを覆すために今回はカウンター狙いに徹したと想像します。
パス回しもドライブのスピードもワイルズの方が上。
当然自陣深くに攻め入られるケースが増えるわけですが、最後の1本だけは絶対に決めさせない。
ゴール前を分厚く、しつこく守ってどうにかパックを奪う。
で、縦へのロングパス→相手よりも速く上がって無理やりフリーを作る。
近年、サッカーやラグビー等の陣取り競技ではポゼッションよりもカウンター戦術が主流になりつつあります。
ボール保持率を上げるよりも守備的な陣形から縦のロングで一発逆転を狙う。
ロースコアの接戦を鼻差で逃げ切るやり方です。
個人的にあまり好きではない作戦(おもしろくないから)ですが、スタミナの消耗度や効率を考えると最適解と言えるのかもしれません。
そして、この日の名古屋オルクスもまさにそれ。
東京ワイルズにひたすら攻めさせて疲れさせ、一瞬の隙をついてゴールに飛び込む。
現に東京ワイルズは40本以上のシュートを放ちながらも得点はカウンターによる1点のみ。
対する名古屋オルクスは20本弱のシュート数で計2点を挙げています。
いわゆる“弱者の兵法”ですが、サッカーやラグビーのようなカウンター戦術がアイスホッケーでも機能したのはなかなか新鮮でした。
もちろん僕が知らないだけで普通にあるのだとは思いますが。

「3×3 EXTREME BATTLE」はピンとこなかった。試合後にやることじゃないでしょ笑
なお通常の試合の後に行われた「3×3 EXTREME BATTLE」は正直ピンときませんでした。
フィールドプレイヤー3人+ゴーリー1人と本来のアイスホッケーより2人少ないルール。
恐らくバスケの3x3EXEとラグビーの7人制を参考にしているのだと思います。
音楽はかけっぱなし、照明もビカビカ、実況の声が場内に流れる等、エンタメ重視のエクストリームバトルですが、試合後にやることじゃない笑
はっきり言ってアレは通常の試合よりもしんどいはず。
やるなら別口で予定を組むなりしないと選手はキツい、観客側もイベント自体が間延びしてダレる(ただでさえ開始が30分遅れてるのに)。
アジアリーグ2025-26日程発表!! 新加入のスターズ神戸には今のところ好印象しかない。今シーズンは現地観戦を増やしたい。「なるもの事変」を経て誕生した下部リーグ「XHL」は…まだよくわからんすね
なおバスケの3x3EXEを参考にするならフィールドを狭くしてもいいかもしれません。
スペースを広く使えるのがこのルールの見どころだとは思いますが、逆に狭い範囲でどうなるか? 戦術がどう変わるか? にも興味があります。
ただ、そうするとゴールをどこに置くか、前後左右の壁を使えない等の弊害が出るのか……。
要するにまだまだ手探り状態で、ここから徐々に洗練させていくのだと思います。
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