絶望的な客入りだったGLEAT VER.MEGA in 横浜BUNTAI。キャパ5000人の会場に703人はやべえ。記憶にないくらいのガラガラっぷり。試合はめちゃくちゃよかった、演出もPVもカッコいいのに…【2025.11.3感想】

絶望的な客入りだったGLEAT VER.MEGA in 横浜BUNTAI。キャパ5000人の会場に703人はやべえ。記憶にないくらいのガラガラっぷり。試合はめちゃくちゃよかった、演出もPVもカッコいいのに…【2025.11.3感想】

2025年11月3日に神奈川県・横浜BUNTAIで開催された「GLEAT VER.MEGA in 横浜BUNTAI」を現地観戦してきたのは下記の通り。
 
中嶋勝彦vs諏訪魔、CIMAvsエル・リンダマン。変わる努力が見えた中嶋勝彦。CIMAのファイトに胸を打たれた。GLEAT VER.MEGA in 横浜BUNTAI現地観戦
 
お目当てだったセミファイナルの中嶋勝彦vs諏訪魔戦、メインイベントのエル・リンダマンvsCHIMA戦の感想を申し上げています。
 
そして今回はイベント全体について。
あまりの客入りの悪さに衝撃を受けたわけですが、そこに触れつつあれこれ言っていきます。
 
少々ネガティブな内容になると思いますが、気が向いたらお付き合いください。
 

到着して思ったのが「観客少なくね?」。キャパ5000人の会場に703人は…

まず僕が会場に到着したのは16:40頃。
0試合はすでに終わっていて、本戦開始の17:00までしばらく時間があります。
 
そして観客が少ない……。
各ブロック、人がいるのは前方の数列のみで後方は無人。マジで無人。
僕が座った場所も同じ状況で、多少マシなリングサイド以外はとにかくガラッガラです。
 
開始まで10分、5分…と迫るものの、一向に増える気配がない。
この時点で「どえらい場所にきたかもしれん」と思いました。
 
これ、実を言うとチケット購入の際にSNSやネットニュースで不穏な空気を感じてはいました。
現在GLEATでは主力選手の長期離脱や退団、フロント? とのゴタゴタが起きていて、その影響で観客数もどんどん減っている。常連? ファンの方も不満を抱えているとか。
 
少し前にSNSでキャパ100人前後会場ですら埋まっていない写真を目にしましたが、そんな状況で大箱興行なんかやれんの? 横浜BUNTAIでやって大丈夫なの? と。
多少の不安を抱えつつ足を運んだところ……。
 
多少どころではない惨劇だったという。


 
冗談抜きでこの規模のイベントでここまでガラガラな会場を見たのは初めてです。
僕はプロレスに限らずスポーツ観戦が好きな人間ですが、このレベルはちょっと記憶にありません。


僕が知らないだけでもっと酷い現場もあるのかもしれませんが、だからといって今回のGLEATが優秀でしたとはならない笑
 
発表された観客数は703人。
なるほど。
キャパ5000人の会場にその人数ならああなりますよね。
 
去年現地観戦したカズ・ハヤシ引退興行は普段GLEATを観ていない僕でもホロっとくるくらいよかったのに笑
 
感動的なカズ・ハヤシの引退試合&順調に回復中の飯伏幸太。あの笑顔でリングを去れるのは幸せなことなんだろうな
 

イベント自体は素晴らしい。試合は白熱したし、所属選手もゲストも全員よかった

一応言っておくと、イベント自体はめちゃくちゃがんばっていたと思います(何様?)。
 
試合はもれなく素晴らしい。
MVPはCIMAだと申し上げましたが、それ以外も文句なしによかったです。


ゲストの海外レスラーを交えての6人タッグマッチ、波乱? が起きた女子のタイトルマッチ、ゴリゴリのヒールvsベビーフェイス? の6人タッグ、看板選手の復帰と退団選手の壮行会を兼ねた正統派シングルマッチ、などなど。
 
年齢層もスタイルも違うメンバーがそれぞれに持ち味を発揮して飽きさせない。
特に第8試合の田村ハヤトvsチェック島谷戦はメインイベントと同じくらい白熱した一戦でした。
 


 
恐らくGLEATの所属選手はかなり優秀で、ゲストもちゃんと自分の役割をまっとうしていた。
 
観客席とリングがもう少し近ければ盛り上がりも違ったのではないでしょうか。
たとえば(カズ・ハヤシ引退興行で使用した)東京ドームシティホールとかね。
 
中嶋勝彦vs伊藤貴則、エル・リンダマン、飯塚優。おもしろかったけどそろそろ勝彦のプロレスもほしいぞ
 

GLEATの煽りVや演出はカッコいい。アパレルもイケてる。でもマーケティング面は…

また演出面もよかったと思います。
僕個人の意見ですが、GLEATは試合前の煽りV、イベント開始時のPVがカッコいい。
派手過ぎず地味過ぎない、ちょうどいい塩梅でセンスに溢れています。
 
所属選手が全員並ぶ&看板選手が開会宣言するのもGood。


 
あと、何気にアパレルもカッコいいんですよね。
「LIDET ENTERTAINMENT shop」
 
僕はプロレス関連で言えばNOAHのアパレルが好きですが、GLEATも品数こそ少ないですが負けていません。
 
会場演出、PVやポスター、グッズ関連、などなど。
いわゆるクリエイター系のスタッフはかなり優秀だと想像します。
 
 
その反面マーケティングというか、自分たちを客観視する能力はやや微妙。
11月の3連休の最終日、競合他社のイベントが乱立する中で。
内部のゴタゴタの影響で客足が落ちている状況を考えれば、もう少し身の丈に合った会場の方がよかったかもしれません。
 
だいぶ前から横浜BUNTAIを予約していて今さらキャンセルできなかったのもありそうですが。
 

MMAルール、LIDET UWFルールを最初に持ってくるのはどうなのよ? 僕はプロレスを観にきたんだけど…

なお試合順に関してはMMAルール、LIDET UWFルールを最初に持ってくるのはどうなの? と思いました。
 
当たり前ですが、僕はプロレスを観るために足を運んでいます。
第1試合目からプロレスを期待するわけですが、なぜかそこでMMAを見せられるという。
 
僕はMMAも好きな人間ですが、今日はそっちの気分じゃない。
要するに肉を食いに店に入ったら魚が出てきた感じです。
 
しかも1試合目は契約体重77.1kgながらも「当日計量なので2kgオーバーまでOK」というよくわからん取り決め。当日体重に5kg以上差があるのも疑問です。



 
2試合目に至っては5分1Rのグラップリングルール。判定なし、勝負がつかなければ引き分けとのこと。

 
「何じゃそれ?」「MMAですらねえじゃん」と思って改めて見たらガリットチュウじゃねえか!! と。

いやいや、違うでしょ。
僕は肉を食いにきたって言ってるじゃん笑
魚料理の中でバリエーションをつけられてもピンとこないのよw
 

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2試合目の地獄のような空気、盛り上がりどころがわからない3試合目。あの空気が続いたらと思うと…

マジな話、2試合目はだいぶ気の毒でしたよね。
ガリットチュウはリングを掃除する最初の小ボケで大スベリして顔が引きつってたし(あんな空気でウケるわけない)。
 
試合は観客の咳払いすら聞こえるんじゃねえか? というほどの静けさ。
相手を務めた飯塚優もしんどかったのではないでしょうか。


 
そんな地獄のような空気の中で始まった第3試合のLIDET UWFルール。
当然盛り上がるわけがない。
ただでさえわかりにくいルール、盛り上がりどころが難しい種目なのに。


 
最後も愛鷹亮のラリアットで関根シュレック秀樹が失神というドキッとする終わり方。

正直、この時点で「今日きたのは失敗だったかも?」と思ったことをお伝えします。
4試合目以降がよかったので助かりましたが、あの客入りの中であの空気が続いたらと思うと……。
 
年内最大のお祭りイベント、話題性を重視して飛び道具的な試合を組むのはいいと思いますが、MMAやUWFルールもう少し会場が温まってからの方がよかったかもしれません。
 
GLEATはイベントが長すぎる。ド平日の22:00終了はキツいって。ベストバウトの石川修司vs愛鷹力、GLEAT所属発表の石田凱士、田村ハヤトの防衛成功
 
演出、PVやポスター、グッズ関連が洗練されている反面、会場選びや試合順はややズレた感がある。
このちぐはぐさもGLEATの持ち味なんですかね?(知らんけど)。
 

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