キース・サーマンがセバスチャン・フンドラに勝った世界線から正気に戻った僕。サーマンが勝つのは難しいと思ってたけど、思った以上に何もできなかったね【結果・感想】
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2026年3月28日(日本時間29日)に米・ネバダ州で行われたWBC世界S・ウェルター級タイトルマッチ。同級王者セバスチャン・フンドラが挑戦者で元ウェルター級王者キース・サーマンと対戦、6R1分17秒TKO勝利で3度目の防衛に成功している。
S・ウェルター級王者フンドラ、古豪サーマンを一蹴 V3に成功しビッグマッチを熱望https://t.co/ctUOC1eAK6 pic.twitter.com/rRYPWDfIAA
— ボクシングビート (@beat_macc) March 29, 2026
夢の中ではすでに終わった試合。サーマンが判定勝利してた
セバスチャン・フンドラvsキース・サーマン。
僕がこの対戦を知ったのは試合前日。
計量後のフェイスオフの写真(身長差が強調されてたヤツ)が目に入って「ああ、やるんだ」となった。
そして、実を言うと僕は両者の対戦はもう終わったと思っていた。
理由は少し前に夢で観たから。
「何を言っているんだコイツは?」と思うかもしれないが、要するに両者の対戦結果記事(架空の)が夢に出てきたという話。
なぜ突然フンドラvsサーマン戦が出てきたのかは謎、結果記事のみだったのも意味がわからない。
しかも昨日までそのことをすっかり忘れていた。
で、フェイスオフの写真を目にして「あれ?」と。
「この試合ってまだだったんだ」と思った次第である。
なお夢の中ではキース・サーマンが判定でフンドラを下していた。
サーマンがフンドラに勝つのは相当難しいと思っていたので、いったいどんな勝ち方をしたんだ? と疑問が湧いたところから先の記憶がない笑
ノニト・ドネアvs増田陸戦再視聴。6Rに全部を使い切ったあと、ドネアが削られていく光景がキツかった。ナイスファイト、ノニト・ドネア。勝っても負けても最高だった
サーマンが何もできなかった。最初の左をもらった時点で「キツいな」って思ったよね
夢の話が長くなったがそろそろ試合の感想を。
とりあえずキース・サーマンはどうにもならなかった。
もともとサーマンが勝つのは難しいと思っていたが、思った以上に何もできなかった。
開始ゴングが鳴ってすぐにフンドラの打ち下ろし(ほぼすべてが打ち下ろしだけど)の左がサーマンの顔面を捉える。
すぐさま距離を取り、警戒心を強めてリングをサークルするサーマン。
対するフンドラは深追いせずに丁寧にジャブで迎撃する。
正直、この時点で「サーマンの勝ちはなさそう」と思ってしまった。
あれだけ突っ立ってたら力も入らない? サーマンは低い構えからの踏み込みが持ち味だけど
フンドラと向き合ったサーマンは背筋が突っ張って顔も上がり気味。
身長差を埋めるためとはいえあれだけ棒立ち? だと力も入りにくいのではないか。
ガードの位置も不自然に高く、普段通りでないのは一目瞭然である。
本来のキース・サーマンは腰を落とした構えで左右に動きつつ、瞬間的な踏み込みとともに1発当ててサッと離れる、もしくは連打につなぐのが持ち味。
足が止まらない、初弾がボディ、顔面どちらにくるかわからない、当てたらすぐに離れる。これらを組み合わせた出入りを得意とする。
だが、今回のフンドラは規格外の上背+リーチを兼ね備える。
顔面にパンチを当てるには思いっきり伸び上がらなくてはならず、低い姿勢からミサイルのように飛び込む動きにどうしても“かがむ”動作が加わる。
この動作が入ることで攻防のつなぎに余計なタイムラグができてしまう。
オレクサンドル・ウシクvsリコ・ベホーベン(ヴァンホーベン)、ガヌー相手に醜態を晒したフューリーの影響は大きいよな。ウシクに許されるのは“最低でも圧勝”。ヘビー級王者は別格じゃなきゃダメだろ
フンドラは無造作に右を出せば届く。サーマンがいいパンチを当てたのは2回あったかどうか
一方のフンドラは体格差、リーチ差がそのままアドバンテージになる。
その場で右リードを出すだけで顔面に届く、深追いする必要もない、相手の攻撃を大きなアクションで避けなくてもいい。
しかもサーマンのパンチはどちらかと言えばストレート系が中心。
2023年4月のブライアン・メンドーサ戦のように左フック1発で終わる危険も少ない。
案の定、フンドラは3Rには距離を把握し徐々に圧力を強める。
で、中盤5Rで明確なダメージを与え6Rにレフェリーストップを呼び込む。
最初から最後までパーフェクト、理想的な勝ち方である。
実際、サーマンの踏み込みからの連打が機能したのは2回あったかどうか。
加齢とブランクの影響も含めてマジでどうにもならなかった。
平岡アンディvsゲイリー・アントゥアン・ラッセル。明確な負けだけど平岡アンディは間違いなく通用した。三代大訓、佐々木尽の絶望感を少しだけ払拭してくれてよかった(よくはない)
セバスチャン・フンドラは改めて面倒臭い。この人を倒すにはサウスポーなのは大前提
久しぶりに観たが、改めてセバスチャン・フンドラは面倒臭い。
身長197cm、リーチ203cmのサウスポー、しかもぼちぼち動ける。
僕は何だかんだでボクシングは「デカくて動けるヤツ」が最強だと思っているが、それを地でいくスタイル。
こういう体格の選手が案外打たれ強いというのも厄介さを増長している。
こう言っちゃ何だが、ティム・チューが何回挑んでもこの選手に勝つのは難しい。
キース・サーマンのようにどれだけ横に動いても中に入れなければ何も始まらない。
それこそブライアン・メンドーサ同様、サウスポーのファイターが1発で終わらせるくらいしかないのではないか。
ちなみにフンドラのキャリアにおけるドロー1は2019年8月のジャモンテイ・クラーク戦。
このジャモンティ・クラークも身長187cm、リーチ199cmと上背のあるサウスポー。
試合を観ても差し合いでしっかり勝負できていることがわかる。
そう考えると、フンドラに対抗できそうなのは体格で劣らない、もしくはフック系をぶん回せるファイタータイプだろうか。もちろんサウスポーなのは大前提で。
とにかくフンドラ自身が特異点すぎるので、それに匹敵するほど尖った特徴が必須なのかもしれない。
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