アフマダリエフがルイス・カスティーヨにTKO勝利。これ系の選手があまり得意ではないんだろうね。ダニエル・ローマンとちょっと似てたし。9月の井上尚弥戦は本当に期待してるぞ【結果・感想】

アフマダリエフがルイス・カスティーヨにTKO勝利。これ系の選手があまり得意ではないんだろうね。ダニエル・ローマンとちょっと似てたし。9月の井上尚弥戦は本当に期待してるぞ【結果・感想】

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2025年5月30日(日本時間31日)にメキシコ・グアダラハラで開催されたマッチルーム・ボクシングイベント。WBA世界S・バンタム級暫定王者ムロジョン・アフマダリエフがルイス・カスティーヨとS・バンタム級10回戦で対戦、8R2分5秒TKOで勝利している。


同級4団体統一王者井上尚弥の次の挑戦者として名前が挙がっているアフマダリエフ。
今回はその前哨戦という位置付けで約半年ぶりのリングとなったわけだが。
 
結果はアフマダリエフの8RTKO勝利。
だが終始慎重な立ち回りで本来の迫力ある連打は見られず。
次に控える大一番に向けて極力負傷を避ける意味合いもあったと想像する。
 
「今回の出来では井上には歯が立たない」という声も聞かれるが、それを含めて感想を言っていく。
 
武居由樹vsユッタポン・トンデイ。あっという間に終わったのでユッタポンの強さがわからないw 武居は右がまだ本調子じゃないかもしれないね。そしてLeminoの熱量の低さよ
 

アフマダリエフはカスティーヨみたいなタイプがあまり得意ではなさそう

まず全体を通しての感想だが、アフマダリエフはこういうタイプがあまり得意ではないのかもしれない。
井上戦に向けてセーブしていた部分もあったとは思うが、同時にやや手間取っていた印象。
 
対戦相手のルイス・カスティーヨはどこかで聞いたことがある名前だと思っていたら、ああ、そうか。亀田和毅と対戦した選手か!! と。
 
亀田和毅vsルイス・カスティージョ。和毅今回もよかった。出入りとサイドへの動きが向上。ひょっとしたら井上尚弥の対抗馬の可能性が?
 
あの試合では和毅の左右への動きについていけずにKO負けを喫したカスティーヨだが、今回は手も足も出なかったわけではなく。
 
ガードを高く上げた構えで絶えず上体を動かす。
ワンテンポ遅れてパンチが飛んでくるイメージで、なおかつ上下のコンビネーションが得意。
打ったら動く、動きながら打つを徹底して的を絞らせない連打型。
 
アフマダリエフが防戦一方になるシーンを作るなど、要所で力を発揮していた。
 

カスティーヨはダニエル・ローマンとちょっと似てたよね。アフマダリエフは忙しなく動く相手を見てしまう

これ系の選手でパッと思いつくのが2020年1月にアフマダリエフと対戦したダニエル・ローマン
アフマダリエフが初めて王座を戴冠した試合だが、その際もガードを固めてローマンの連打に耐える光景が目についた。

アフマダリエフは基本的に前後の動きが得意な選手。
中間距離での差し合い、まっすぐ下がる相手にはめっぽう強いが、その場に留まらずに横に動く相手、絶えず頭を振る相手にはいまいち狙いが定まらない。
 
忙しなく動かれると相手を“見てしまう”ため、そのタイミングで連打を浴びると亀になる。
 
 
逆にアフマダリエフのよさが思いっきり出たのが前回のリカルド・エスピノサ戦。

勝利後のインタビューで気持ちよさそうに井上尚弥を挑発しまくった試合だが、中間距離+単発型のエスピノサはアフマダリエフのもっとも得意とするタイプだったのではないか。
 
ムロジョン・アフマダリエフvsエスピノサ。絶好調でしたねアフマダリエフ。もしかしたら井上尚弥ともいい勝負になるかも。すべての条件がアフマダリエフ寄りに揃えば
 
しかもこの試合はリングがやや狭めでアフマダリエフの槍のような左が冴えた。
ここ最近、足が止まりつつある井上にも期待できるかも? と思った次第である。


 

要所ではさすがのアフマダリエフ。前手の右の器用さ、近場のタイミング、ここぞのギアチェンジ等

やや慎重な試合運び、いつもの爆発力が感じられなかったアフマダリエフだが、それでも要所ではいい動きを見せていた。
 
前手の右は相変わらず器用で、連打の合間や打ち終わりにスパッとねじ込む。
近場の多彩さ、ダウンを奪ったカウンターのボディなどは「おお、マジか」というタイミング。
 
そしてカスティーヨの勢いが落ちた5R以降、徐々に本来の突進力が復活する。
 
なるほど。
やはりこの選手は横の動きが少ない相手はめちゃくちゃ得意。
 
相手に動き回られると見てしまう、攻められっぱなしの時間が目につく、などなど。
攻撃と防御の境目がややはっきりしているものの、攻撃に回った際の勢いや中間距離での差し合いは間違いなくすごい(と思う)。
 
上述の通り最近の井上は相手の攻撃をガードで受けるケースが目立つ。
以前のような出入りと距離中心のディフェンスが目減りしていることを考えると、アフマダリエフにはぼちぼち期待できるのではないか(知らんけど)。
 
井上尚弥がダウンを喫しながら8RTKO勝ち。危ねえ! カルデナスと同じ時代に生まれたことを感謝しそうになったよw 「井上はパンチをわざと受けてる」とかいう識者(笑)の謎理論
 

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アフマダリエフがんばれ。打倒井上尚弥の可能性を持った最後の1人

マジな話、アフマダリエフにはがんばってもらいたい。
 
僕は基本、井上尚弥の対戦相手を応援している。
当然次回(正式発表はまだだけど)もアフマダリエフを応援するわけだが、恐らくこの選手は打倒井上の可能性を持った最後の1人。
 
2025年末に予定されているニック・ボールは階級が上なのでいまいち乗れない。
そして来年春? 開催と言われる中谷潤人との対戦だけは全力で井上を応援する。
 
・井上vsアフマダリエフ→アフマダリエフ応援
・井上vsニック・ボール→いまいち乗れない
・井上vs中谷潤人→井上応援に決まってるだろ
 
つまり、僕の中でもアフマダリエフは打倒井上を願う最後の1人となる。
井上アンチは大変なのである(別にアンチじゃないけど笑)。
 
井上尚弥の対戦予定の相手をひと通り眺めてみた。アラン・ピカソ、アフマダリエフ、ニック・ボール。全員いい選手だしおもしろそう。王座を保持したまま階級アップするなら3つは返上してほしいけどね
 
いや、割とガチで井上とは相性が悪くないと思うのだが。
縦の踏み込み、前手の器用さ、近場の多彩さ。
あまり足を使わなくなった今の井上にはそこそこ脅威になるのではないか。
 
あとは防戦一方になる時間帯をどれだけ短くできるか、持ち前の打たれ強さが井上の強打にも通用するかがキモになる? のかな?
 
1発で試合を決めるタイプではないのがアレだが。
 
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